美白の化粧品で効果を得るために知っていたいこと

      2016/12/08

シミができた人

秋は美白のシーズンと聞きますが、それは何故でしょうか?

この季節、急にシミやシワが気になり始めた!!

なんか老けた?毎日鏡を見るのがイヤだなぁ〜そう思っている方はいませんか?

 

暑い夏が終わり季節が変わりましたが、そのシミやシワは今出来たわけじゃありません。

お肌のダメージを実感するのは約1ケ月後と一般に言われています。

という事は、夏の強い紫外線を浴びたダメージを実感しているのがまさに今です。

ちょうど、お化粧品を夏から秋に買いかえる方も多いと思うので、美白化粧品の効果について書きたいと思います。

 

その前に・・・

シミの原因について

シミの原因は・・・以下のことが考えられます。

◇紫外線

◇加齢

◇ストレス・睡眠不足

◇女性ホルモンの分泌以上

(生理不順・更年期・妊娠)

 

まず、紫外線ですが2つの種類があります。

最近では、インターネット等でもよく書き込まれているので知っている方も多いと思いますが、念のため書いておきますね。

私も、たまにどっちだったっけ?なんて思い返すこともあるので・・・

 

UV-A=「シワ」「たるみ」波長が長く、真皮に悪影響

UV-B=「シミ」「そばかす」波長が短く、表皮が炎症を起こす

UV AB

UV-Aは真皮のコラーゲンやエラスチンにダメージを

与えるので、シワやたるみの原因になります。

 

UV-Bは6月〜8月がもっとも強く、メラニン色素が過剰に生成されシミの原因になります。

これら2種類の紫外線は、3月頃から強くなり4月〜9月がピークです。

シミを作らない為には普段から紫外線のカットを心がけ予防する事!

シミを増やさない為には早めに冷却する事が大切です。

 

そして、冷却の後には美白化粧品等のスキンケア(基礎化粧品)がとても重要になってきます。

9月まで過剰に生成されたメラニン色素を沈静化させ、ダメージを受けたお肌を早くリセットする事が大切です。

 

その他、加齢・睡眠不足・ストレス・ホルモンの分泌異常による肌への影響ですが

私たちのお肌の生まれ変わり(ターンオーバー)は28日周期と言われています。

若くて健康的な方はシミが出来ても、28日経ったらシミが排出されるって事です。

透明感があり潤いがある肌のことです。

 

それが、加齢により30日40日50日と延びていき、睡眠不足不規則な食生活を繰り返すことで更にお肌のターンオーバー周期が延びていきます。

そして、それが原因で古い角質が残りシミが出来やすくなってしまいます。

ターンオーバー

夏の紫外線のダメージに加え、睡眠不足や食欲不振が原因で肌はボロボロです。

秋は美白シーズン」と言われる理由は早めのリセットが大切だからです。

ぜひ、乾燥がすすむ冬までに美白のお手入れをしましょう!

 

美白成分っていろいろあります

クリーム

メラニン生成を抑制する代表的なもの(予防

〇ビタミンC誘導体

〇プラセンタエキス

〇アルブチン

〇ハイドロキノン

〇リノール酸

〇トラネキサム酸

〇コウジ酸

 

メラニンの排出を促進代表的なもの(ターンオーバー)

〇ビタミンC誘導体

〇プラセンタエキス

〇リノール酸

 

薄くする代表的なもの

〇ハイドロキノン

 

美白にいいとされる成分ハイドロキノン

ハイドロキノンは出来てしまったシミを薄くする効果とシミを予防する効果の両方が得られる優秀成分です。

かなり数値に開きがありますが他の美白成分の10倍〜100倍の効果があると言われています。

その結果シミの漂白剤などとも言われています。非常に強い成分なので肌の弱い方は気をつけましょう。

炎症や赤みが出た場合は使用を中止し、皮膚科の医師にご相談下さい。

 

また、ハイドロキノンを使用している時は紫外線から受ける皮膚へのダメージが強くなります。必ず日焼け止めを使用して下さい。

私自身も美容の仕事をまだしていなかったころ、軽い気持ちで皮膚科を受診しハイドロキノンを処方してもらいましたが、濃度が濃くすぐに赤く炎症した経験があります。

せっかく美白目的で使用しても炎症しては逆効果です。

 

最近では、HQと表記されドラックストアや百貨店でハイドロキノンコスメが購入できます。

こちらは、濃度が1%〜4%に抑えられているので試しやすいと思います。

まれに、5%の物があるようなので肌の弱い方は注意してください。

 

ハイドロキノンと似た成分なのがアルブチン

こちらはハイドロキノンとブドウ糖を結合させたものです。シミやくすみの元になるメラニンの生成を抑制します。

アルブチンの場合は、肌への刺激が少ないので美白コスメとして使いやすいと思います

 美容棚

ビタミンC誘導体予防と排出、両方の効果

予防と排出、両方の効果が期待できる優秀美白コスメです。

メラニンの生成を抑制する効果(予防)と肌のターンオーバーを促進させる(排出)効果です。

さらに、細胞のサビ(活性酸素)の除去、ニキビの炎症とシミに関係するすべてに効果が期待できます。

補足ですがコラーゲン増加の効果もあります。

 

万能成分プラセンタエキス

シミに効果的ですが万能成分ともいえます。

プラセンタエキス(胎盤)は人間が生きていく上で必要な栄養素が多く含まれています。

アミノ酸、ビタミン、ミネラル等です。胎盤はもともと胎児を成長させる為のものです。

血流をよくして新陳代謝を促進します。

 

肌に置き換えるとターンオーバーを促進して古い角質をはがれ落とします。

これがシミの排出です。その他、メラニンの生成を抑制(予防)抗炎症作用があります。

プラセンタエキスはコラーゲンやエラスチンの生成を促す作用と潤いを与える作用もあるので、透明感がありハリのある肌が目指せます。

 

美白化粧品をより効果的にするには

お手入れ中

年代問わず、生活習慣を見直し、ターンオーバーを正常化させておくことが大切です。

ストレス社会で常に疲れている方も多いと思いますが、常に緊張状態で交換神経が優位になっている方!!

特に注意が必要です。

 

ストレスを溜め込んでしまうと大量の活性酸素が体内で発生します。

活性酸素(サビ)はメラノサイト(色素細胞)を刺激しメラニン色素の生成を促します。

これがシミの原因です。

要するに、規則正しい生活を送ることは美白化粧品の効果を上げるためには必要不可欠ということです。

 

年代別の美白のお手入れ

20代

思春期の肌トラブルが治まり、一番調子がいいと思います。

この時期に紫外線対策と、こすりすぎない丁寧なスキンケアがシミの予備軍を作らない為に必要です。

 

日焼け止め効果を高めると、肌への負担が大きくなるので気をつけましょう。

日常生活なら、SPF10〜SPF30で十分です。

あとは、サングラスや日傘などを使用して紫外線を極力浴びないように気をつけましょう。

30代

ストレスや加齢などでターンオーバー(新陳代謝)が衰え始めます。

丁寧なスキンケアに加え、美白コスメや美容液を使用しましょう。

更に、サプリメント等も併用して美白効果を高めましょう。

40代以上

今まで努力してきた方とそうでない方の差が大きく出てきます。

シミの予防を選ぶより消す(薄くする)ことが出来るコスメの方がオススメです。

ピーリングなども効果的です。

 

加えて、最近ではお手頃価格の美容機器もあります。電気の力を利用して美容成分を

肌の奥まで届ける事も有効的です。

スキンクリーム

 

まとめ

春から夏にかけての強い紫外線ダメージをいち早く、秋にリセットすることがシミ対策では重要です。

美白コスメは数多くありますが、ご自身の目的にあったものをみつけることも大切だと思います。

例えば予防したいのか?薄くしたいのか?両方なのか?

 

そして、美白コスメの効果を高めるために生活習慣を見直し、規則正しい生活を心がけましょう。

くすみやシミが無くなるとお化粧映えするし、写真写りがググッとよくなりますよ!

 

 

参考
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_kanpan/mechanism/01.html
https://www.kose.co.jp/jp/ja/kirei/uv-care/step1/

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