ケイ素(シリカ)が縮まった脳の松果体をフォロー!そのケイ素の働きとは!?
ケイ素が脳に与える力
脳は、大脳・間脳・脳幹(のうかん)・小脳からなる神経細胞のかたまりです。
大脳は脳の約80%を占めて、さまざまな情報を分析・統合し、生体活動・言語活動・精神活動を司り、右脳と左脳に分かれ、認識・感覚・思考・記憶・運動などを機能分担しています。
間脳は、自律神経の中枢である視床・視床下部と内分泌(ホルモン分泌を調整)の中枢である脳下垂体で構成され、「間・脳」の文字通り、大脳へ嗅覚以外のすべての感覚情報の中継地点として重要な役割を担っています。
サッカーでいうところの本多選手…司令塔と言ったところでしょうか。
脳幹は、間脳と脊髄(背骨を通る神経)の中間に位置し、呼吸や血管の調節など、生命維持にかかわる機能を担っています。
小脳は大脳の後方にお団子のようにちょこんと存在し、大脳からの指令を細かく調整して全身に伝達し、活動をスムーズに促す働きをしています。なんだか、大脳の秘書みたいですね。
脳の仕組みを知ると、脳の大部分を占める大脳よりも、脳の司令塔と呼ばれる間脳の重要性に気付かされたのではないでしょうか。
「動け」「休め」といった交感神経と副交感神経の2つの自律神経からの命令を受けて、私たちの体は活動をしています。
つまり、「ON」と「OFF」のスイッチングをこの器官で行っているわけです。
昼間の活動中はもちろんのこと、睡眠中であっても「OFF」の命令を出し続けています。
また、その活動に必要なホルモン分泌がされ、活動が円滑に行われるようにしているのです。
その指令が間違っていないか、ホルモン分泌が滞っていないか…
それを監督している器官があります。それが松果体です。
松果体の主成分はケイ素
松果体は、視床から脳下垂体へ続く中間地点にある8mm程度の器官で、元々は抗酸化や免疫を高めるメラトニンというホルモンが分泌されています。
また、その主成分はケイ素と言われており、その力を発揮して間脳の指令環境を整えたり、傷ついた組織を修復したり、また傷つかないようにと組織の酸化防止に役立っています。
視覚・聴覚・味覚・触覚など感覚伝達もきちんと大脳へ滞らずに行われ、それに伴っての正確な指令が間脳から行われるという伝達のバトンがつながるわけです。
その場の問題回収を行い、その上で雇用主にきちんと現状を報告する…
まるで工事中の現場監督のようですね。
松果体から分泌される脳内ホルモン
また、松果体からは、セロトニン・ドーパミン・メラトニン・ベータエンドルフィンといった脳内ホルモンが分泌されます。
セロトニン
聞き慣れないセロトニン…実は「幸せホルモン」との別名を持つ精神安定に必要なホルモンなのです。
ノルアドレナリンやドーパミンとならんでのひとつ。
「快感・喜び・攻撃」という性質のドーパミンや、「不安・恐怖・意欲」という性質のノルアドレナリンとともに三大神経伝達物質と言われ、攻撃的だったり悲観的だったりと言ったドーパミンとノルアドレナリンをがっちり抑え、心を穏やかに整える働きを受け持っています。
このセロトニンが不足するとわけもなく悲しくなったり、自暴自棄になったりと、自力で気分を向上させにくくなって、うつ病などの精神疾患を発症するといわれています。
ドーパミン
また、ドーパミンも減少すると筋固縮・振戦・無動(アキネジア)・姿勢保持反射障害の運動症状を伴うパーキンソン病を引き起こす原因になると言われています。
余談ですが、抗うつ剤や抗不安剤などの抗精神病薬服用はドーパミンを遮断する副作用があるのでパーキンソン症候群を、それぞれ引き起こしやすくすることが分かっています。
メラトニン
メラトニンは、睡眠を促すためのホルモンで、不足すると不眠症を引き起こす原因になります。
正常であると睡眠時に交感神経は副交感神経にバトンタッチして休憩タイムに入ります。
しかし、睡眠不足は交感神経がずっと働く環境を作り上げて、気が常に張りつめて神経が休まる暇が全くなくなってしまう状況になります。
そうなると疲労感だけが蓄積し、免疫力が低下する危険を伴います。
ベータエンドルフィン
ベータエンドルフィンは、体内の痛みを感じる箇所に届けられて、痛みを緩和させるホルモン。
痛みがいつまでも緩和されないと、苦痛で苦痛で…イライラが募るようになってしまいます。つまり、これらのホルモンは、どれも心と体の健康を維持していくためには十分に分泌されることが必要不可欠といえるのです。
現代人の松果体は固く縮こまっている
しかし、残念ながら、脳の進化とともに、この松果体は退化し、石灰化と言って硬く縮こまった結石のようになっていて、働きを存分に発揮できずにいます。
そこで、活躍するのがケイ素。
松果体の主成分を投入することで松果体のもつ力「酸化=老化を防止しよう」とする働きを復活させる援助を強力にします。
つまり、ケイ素は退化して小さくなってしまった松果体の老化を食い止め、活発化させようと働きかけ、復活した松果体は間脳の酸化=老化を食い止めて、自律神経を活発化させるのです。
ヘルプの、さらにヘルプと言ったところでしょうか。
もちろん、ケイ素は過重労働=活性酸素でダメージを受けた脳神経を回復させる援助しますから、ミトコンドリアでのATPエネルギー生産を活発化させて、体の活動もスムーズに行えるようになります。
ケイ素は「縁の下の力持ち」とばかりに体に対して相乗効果や相加効果といえる正のスパイラルを生み出すのです。
ケイ素が不足すると脳はどうなるのか
ケイ素が不足すると、一体脳内ではどのような障害が起きるのでしょうか。
脳には、ATPエネルギー生産を行うミトコンドリアが多く存在していますから、エネルギー生産途中で自身が発生させる活性酸素で自分自身を傷つけ、ATPエネルギー生産量を落ち込ませることになります。
そうなると、私たちが一生懸命に体に良いとされるものを摂取しても、エネルギーに効率よく変換される作業が行われなくなります。
つまり、体を動かす、ものを考えるといった原動力不足になるわけです。
また、この活性酸素が脳神経や神経経路を傷つけることで、必要な自律神経からの指令やホルモン分泌が行われないようになります。
そうなると、体が油切れを起こしたようにスムーズに動かなくなったり、大脳への感覚伝達が途絶えたり、ホルモン不足による思わぬ疾病を引き起こすことにもつながります。
まとめ
ケイ素には薬のように特定の病気を治療する力はありませんし、酸素のように体を動かす直接的な原動力にはなりません。
しかし、酸化・損傷した器官に働きかけて、器官の修復を手助けしたり、多くの病気を予防したりする力を秘めています。
ケイ素は私たちの体内で作り出すことができず、また体内に貯め置きできるミネラルではありませんから、日々の食生活の中で、効率よく摂取していく必要があります。
自分自身で自分の体を守るため、体を活性化させるために、ケイ素摂取に積極的になってもいいのではないでしょうか。